【比較表あり】飲食店のレジ選びで失敗しない!最新おすすめレジシステムを徹底比較

POSレジ
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飲食店に最適なレジの種類とは?

飲食店を運営するにあたって欠かせない存在「レジ」。飲食店を開くのであれば必ず用意する必要がありますが、どのシステムを利用するかはすごく悩ましいですよね。実は日本にはなんと30〜40ものPOSレジが存在しているため、そこから自分に合うものを探そう、となるとかなり大変なのです。

そこで今回は、飲食店を開業・経営している方や開業準備を進めている方に向けて「飲食店におすすめのPOSレジ」をご紹介します。

飲食店に最適なレジの種類とは?

ではまず飲食店へのレジ導入するにあたって、レジの基本知識についておさらいです。こちらが不要な方は、次の項目から読んでいただければと思います。

「POSレジ」と「レジスター」の違い

レジには大きく分けて「POSレジ」と「レジスター」があります。

「レジスター」はいわゆる従来のレジで、会計だけを行うシンプルな装置です。一方、POSレジは「販売時点情報管理(Point of Sale)」の略で、売上・商品管理・顧客管理など多機能な点が特徴です。最近の「レジ」はもっぱら「POSレジ」を指すことが多いです。

特に飲食店・外食業界では、注文の集計やキッチンとの連携といった機能があると便利なため、POSレジが主流になりつつあります。

これからレジを導入する方は、POSレジを中心に調べていくのがおすすめです。

タブレット型 vs 据え置き型

レジを導入するにあたってタブレット型と据え置き型、どちらを選ぶべきか悩んでしまいますよね。

従来のレジは据え置き型で、大きく重量感もあるものが一般的でした。飲食チェーン店などで見かけることも多いかもしれません。

一方、小〜中規模の店舗で人気なのは、タブレット型のPOSレジです。近年人気のタブレット型POSレジは、省スペースでスタイリッシュな見た目が特徴です。iPadなどを活用することで、端末や機器等の設備にかかるコストも大幅に抑えることが可能です。

以下はタブレット型レジと据え置き型レジについて、機能やサポート面における比較表です。

項目タブレット型レジ据え置き型レジ(従来型POS)
初期費用安い(中古iPadなどでも代用可)高い(専用機器の導入が必要)
月額費用基本無料〜数千円程度のサービスもある保守費用やシステム利用料が高め
設置スペースコンパクト、省スペース大型で場所をとる
操作性タッチ操作で直感的、誰でも使いやすい専門的な操作が必要な場合がある
拡張性アプリやクラウド連携で機能追加しやすい拡張には専用機器や工事が必要
持ち運び持ち運び可能、キッチンや客席、イベント会場でも使用可固定設置で持ち運び不可
アップデートクラウド経由で自動アップデート手動または業者対応が必要
通信Wi-Fi/LTEが必要(オフラインでは機能が制限)有線接続で安定性が高い
サポート体制サービスにより差がある(オンライン中心)専門業者の訪問・電話サポートあり
耐久性市販端末で劣ることも(落下や水濡れに注意)頑丈で長期使用に強い設計
導入スピード数日〜即日導入可能導入に数週間〜数ヶ月かかる場合あり

タブレット型レジのほうが安価で導入することができるほか、スペースを使わず置けたりイベント会場など外に持ち出して使うことができたりと小回りが効きます。また導入スピードも早く、使いたいと思ってからすぐに使い始めることが可能です。

クラウド型POSレジのメリット・デメリット

クラウド型POSレジはインターネットを通じてデータを保存・管理するタイプです。リアルタイムで売上を確認できるなどの利点がありますが、インターネット環境が必須である点は注意が必要です。

飲食店レジの選び方5つのポイント

続いて飲食店におけるレジの選び方について、ポイントをご紹介します。

1. 業態に合った機能が備わっているかどうか

飲食店とひとくちに言っても、居酒屋、カフェ、ラーメン店など業態によって必要な機能は異なります。テーブル管理や注文の分割会計、キッチンプリンターとの連携など、自店舗で必要な機能を把握しておく必要があります。

以下は各業態ごとに必要となることが多いレジ機能です。

業態必要な主なPOSレジ機能補足・理由
居酒屋・テーブル管理
・伝票分割/会計分割
・注文履歴確認
・キッチン連携
・複数人会計対応
グループ利用が多く、会計分割や席の移動、コース料理対応が必須
カフェ・簡易メニュー登録
・セルフオーダー/モバイルオーダー
・テイクアウト管理
・会計スピード重視
回転率が重要。注文から会計までのスムーズな流れが求められる
ラーメン店・食券機連携
・セルフオーダー
・回転率管理
・券売機からのデータ連携
短時間で高回転の業態。セルフ型で人件費削減も重視
焼肉店・テーブルオーダー端末連携
・時間制管理(食べ放題)
・テーブル毎の滞在時間確認
・会計分割
客単価が高く、滞在時間が長いため、回転率と注文管理が重要
ファストフード・セルフレジ・セルフオーダー
・キッチンモニター連携
・テイクアウト/イートインの仕分け
スピード重視&注文ミスの削減。オーダーと提供の効率化が求められる
レストラン(フルサービス)・予約・席管理
・コース/セットメニュー対応
・顧客管理(常連対応)
・高機能分析ツール
サービスレベルが高く、顧客情報や売上分析を細かく活用する場面が多い
テイクアウト専門店・受注管理
・QR注文連携
・在庫管理
・ピーク時の注文整理
注文集中時のスムーズな対応や予約注文などへの柔軟な対応が必要
フードコート/複数ブランド・複数ブランド管理
・共通ポイント/顧客管理
・混雑時の注文導線最適化
ブランド横断の管理や共通顧客対応、複数拠点売上の一括管理が求められる

上記を参考に、ご自身の店舗ではどんなレジ機能が必要そうか、ざっくりとイメージしておくとシステム選定がスムーズになります。

2. 使いやすさ・スタッフの操作性

レジは日々使用するものです。直感的に使えるUI(操作性)であることや、アルバイトスタッフでもすぐに使いこなせるかどうかは重要なポイントです。

操作が難しいシステムを導入してしまうと、導入時に苦戦したり、新しいスタッフが入社した際にレクチャーに時間と負担がかかってしまったり、現場から不満が上がってしまったりと運用コストが高くなってしまいます

3. コストがどのくらいかかるか

無料プランがあるレジも多いですが、機能が制限されている場合もあります。初期費用だけでなく、月額料金や端末費用、オプション費用もトータルで確認しましょう。

4. 決済方法の対応状況

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、キャッシュレス対応の幅広さは集客にも直結します。特に若年層が多い店舗では利用率はかなり高くなるため、対応範囲を必ず確認しておくのがおすすめです。

5. サポート体制やトラブル対応

故障時や操作トラブル時に迅速に対応してもらえるサポート体制が整っているかもチェックしましょう。サポートの有無だけでなく、どういった方法でサポートしてもらえるのかも確認しておくと安心です。

サービスによってはサポートがチャットやメールなどのオンラインのみ、という場合もあるため、電話や現地訪問など、より手厚いサポートがあった方が安心!という方は必ず確認しておきましょう。

飲食店におすすめのレジシステム7選【比較表つき】

では飲食店におすすめのレジシステムを具体的に紹介していきます。

まずは主要なPOSレジシステムについて、「特徴」「運営会社」「無料プランの有無」「有料プランの月額費用」「端末費用」「対応キャッシュレス決済」の項目で比較していきます。

サービス名サービス画像特徴運営会社無料プラン有料プラン(月額)端末費用対応キャッシュレス決済総評
Airレジ幅広い業種に対応。大手企業運営で導入実績も多く安心。株式会社リクルートありなしiPad等の端末は別途必要。Airペイ利用時のカードリーダーは無償貸与。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済(Airペイ連携)★★★★★
コストを優先するならこれ
スマレジ高機能なのに使いやすい。サポート体制が手厚く初心者でも安心。株式会社スマレジあり5,500円(税込)/月〜iPad等の端末は別途購入が必要。マルチ決済端末「PAYGATE」は端末代0円クレジットカード、電子マネー、QRコード決済(PAYGATE等の利用が必要)★★★★★
少しコストをかけても、ストレスなくレジ機能を使うなら迷わずこれ
ユビレジ小規模から大規模導入まで幅広く利用。株式会社ユビレジなし(1ヶ月の無料トライアルはあり)7,590円(税込)/月〜iPad等の端末は別途購入が必要。決済端末は別途契約クレジットカード、電子マネー、QRコード決済(決済代行会社と連携が必要)★★★
無料トライアルはあるものの、端末費用・月額費が気になる
POS+(ポスタス)導入時のサポートが手厚い。株式会社ポスタスなし15,400円(税込)/月〜要問い合わせクレジットカード、電子マネー、QRコード決済(決済代行会社と連携が必要)★★
無料トライアルがなく、小規模事業者にはハードルが高い
CASHIER(キャッシャー)プランが豊富で自分に合った価格を見つけやすい。株式会社ユニエイムあり(初期費用は必要)4,840円(税込)/月〜0円〜(プランにより異なる)クレジットカード、電子マネー、QRコード決済★★
月額無料でも初期費用がかかる
ワンレジ元飲食店経営者が考えたレジとして、飲食店に特化。株式会社スカイダイニング要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせクレジットカード、電子マネー、QRコード決済(CASHIER PAYMENTや決済代行会社と連携が必要)
問い合わせ必須のため判断不能
でりれじ飲食店に特化したPOSレジだが、詳細は要問い合わせリブオン・エンタープライズ株式会社要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
問い合わせ必須のため判断不能
DealerShipレジ担当者のストレスフリーにこだわったPOSレジ。株式会社ディーラーシップ要問い合わせ4,400円(税込)/月〜要問い合わせ要問い合わせ
問い合わせ必須のため判断不能
UNIPOS(ユニポス)店員向け機能と来店客向け機能を網羅した飲食店特化POSレジ。株式会社テンポス情報館なし5,500円(税込)/月〜要問い合わせ要問い合わせ
問い合わせ必須のため判断不能

基本的にキャッシュレス決済の対応範囲についてはどこも同じと言えそうです。またレジ端末を購入する費用が別途発生する点についてもどこも概ね同じですが、決済端末が有償か無償か、というのはサービスによって異なります。Airレジ、スマレジは決済端末が0円で利用できるため、その点では一歩リードと言えそうです。

またランニングコスト(月額費用)に関しては、完全無料のAirレジ、月5,500円から使えるスマレジ、

4,840円から使えるCASHIER(キャッシャー)が優位と言えそうです。しかしCASHIER(キャッシャー)はAirレジ、スマレジでは不要な初期費用が発生してしまうため、そこも考慮するとやはりAirレジ、スマレジがコスト面ではお得と言えそうです。

続いてそれぞれの機能面について詳しく見ていきます。

サービス名サービス画像対応OSサポート体制売上管理・分析顧客管理勤怠連携複数店舗の売上管理総評
AirレジiOSメール、チャット、電話ありありなしあり★★★★
サポートがオンラインのみで構わない場合は良い
スマレジiOSメール、チャット、電話、オンサイト保守(オプション・利用条件あり)ありありあり(スマレジ・タイムカード連携)あり★★★★★
サポートから機能面まで、かなり 手厚く用意されている
ユビレジiOSメール、電話、オンサイト保守(オプション)、エンタープライズ向け伴走型サポートありありあり(外部勤怠システムと連携)あり★★★★
ややエンタープライズ(大手企業)向け
POS+(ポスタス)iOS、Android機器の設置から商品登録まで専門スタッフが対応、電話、かけつけサポートあり(POS+foodを利用)あり(POS+ CRMを利用)あり(外部勤怠システムと連携)あり★★★
売上分析や顧客管理には、別途プランに加入する必要あり
CASHIER(キャッシャー)iOS、Android電話、メール、訪問型の設置レクチャー、オンサイト保守ありありありあり★★★★
サポートから機能面まで、かなり 手厚く用意されている
ワンレジiOS電話、メニューやPOSレジの初期設定・機器設置、講習会あり不明(要問い合わせ)ありあり★★★★
チャットやメールなどで問い合わせたい場合は注意
でりれじiOS電話、メールありありあり不明(要問い合わせ)★★★
オンサイトでのサポートが欲しい倍は注意
DealerShipAndroid機器の手配、設置、マスタ設定ありありありあり★★★
Android端末しか使用できないため注意
UNIPOS(ユニポス)不明遠隔サポート不明(要問い合わせ)不明(要問い合わせ)不明(要問い合わせ)不明(要問い合わせ)
問い合わせ必須のため判断不能

機能面で見たところ、「売上管理・分析」「顧客管理」「勤怠管理」「複数店舗管理」については行うことができるシステムがほとんどでした。しかし、利用にあたって追加プランに加入しなければならないシステムもあるため、コストには注意が必要です。

一方でサポート範囲に関しては各社でかなり差があります。電話・メールのみのサポートの場合は「電話がなかなか繋がらない」「返信が来るのに何日もかかる」など、店舗運営に大きな悪影響を与えてしまい、最悪何日も店舗を閉めなければならなくなったり、電卓で手打ち対応をしなければならなくなったりする可能性もあるため、できればチャットなどリアルタイムで問い合わせできるようなシステムを選ぶのがおすすめです。

飲食店のPOSレジには「スマレジ」がおすすめ!

上記の比較表を踏まえると、価格面・機能面・サポート面全てにおいてマイナスポイントがなく、初心者でも使いやすいと言えるのは「スマレジ」です。

スマレジは月額費用が発生しますが、端末はiPadなどを中古で購入したり、手持ちの古いiPhoneを活用したりすることでコストを抑えることが可能です。

またサポートもメール、チャット、電話、さらに現地サポートと他社システムと比較しても充実しています。初期設定や運用中のトラブル等に少しでも不安がある方は、このようにサポートが充実しているサービスを選ぶのがおすすめです。

スマレジの資料は以下のボタンより無料でダウンロードできますので、ぜひまずは詳しく見てみてください。

またその他システムへのお問い合わせは、以下のサービス名を押していただくと可能です。

ぜひあなたの店舗にピッタリのレジを見つけてくださいね。

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