「スマレジ」と一口に言っても、プランがいくつかあるのでどれを使えばいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。今回はスマレジが提供しているプランの特徴を整理してご紹介します。
スマレジをこれから使おうと思っている方や、すでに使っているけれどプランの見直しを検討したい方はぜひご覧ください。
スマレジのプランは全部で5種類!
スマレジでは、「スタンダード」「プレミアム」「プレミアム プラス」「フードビジネス」「リテールビジネス」といった5つのプランが用意されています。「スタンダード」プランは無料で使うことができ、それ以外のプランは有料です。
有料プランは高い?元を取れる?
プランを確認する前に、そもそも有料プランは高くない?元を取れる?という疑問が湧いてくるかと思うので、時給1500円で計算し「何時間分の工数が削減されたら元が取れるのか?(トントンになるのか?)」を簡単に計算してみました。
スタンダード | プレミアム | プレミアム プラス | フードビジネス | リテールビジネス | |
月額(全て税込) | 0円 | 5,500円 | 8,800円 | 12,100円 | 15,400円 |
これだけ時間削減できたら元がとれる、という値 | 0円なのでなし | 3.6時間 | 5.8時間 | 8時間 | 10.2時間 |
経済産業省が2020年に行った調査によると、レジ1台あたりの締め作業にかかる時間は平均25分とのこと。(参考サイト)これを1ヶ月で換算するとおよそ12.5時間。担当者の時給を1,500円とするとそれだけで18,750円がかかります。
もしそこにスマレジプレミアムプラスを導入することによって、レジ締めにかかる時間が半分になったとしたら、人件費9000円にプレミアムプラスの8,800円が足されて17,800円となり、導入したほうがお得になる計算です。
さらにレジ打ちも時間削減が可能なため(「電卓の場合はだいたい3分とか4分とかかっていたのが、スマレジだとだいたい1分ぐらい」とのこと。参考ページはこちら)、1日30件購入があったと仮定してこの数字を当てはめると、さらに1時間の短縮、つまり1,500円分の削減が実現できます。
このようにレジ打ち、レジ閉め、在庫管理、注文管理などの時間短縮が行えるほか、顧客管理の精度がUPすることによる客単価の向上なども期待できるため、月額としては決して高くないと言えます。
長くなりましたが、大体の店舗で費用対効果は合うはずです!!
①個店様向け!基本無料の「スタンダード」プラン
前置きが長くなってしまいましたが、早速プランごとの詳細を見てみましょう。
(いくら費用対効果が合うと言われても、まずはそもそもの使用感を知りたかったりしますよね。)
スマレジの「スタンダード」プランは、小規模の小売店舗や飲食店に最適なPOSシステムの料金プランです。このプランでは、なんと月額無料で基本的なPOS機能を利用することができます。基本的なレジの機能は問題なく完備されていますし、個人事業主様や個店様であれば、まずこのプランで試してみて、不足があれば有料プランに移行する…くらいの温度感で良いかと思います。
今までコストが高くてレジの導入を諦めていた…という方であれば、このプランだけでもレジ周り業務はかなり効率化されるはずです。
「スタンダードプラン」で使える機能の例
スタンダードプランでは、以下のような基本的な機能を使うことができます。
レジ機能…基本的なレジ機能を使うことができます。
売上分析…さまざまな分析項目で売り場の状況を把握することができます。
メールサポート…なんと18時までに届いたメールに対しては、全て当日中に返信がもらえます。使用する中で不明点や困りごとがあっても心強いです。
「スタンダードプラン」で使えない機能の例
以下のような機能は、スタンダードプランでは使えないのでご注意ください。
複数店舗管理…2店舗以上を管理したい場合には不向きです。
電話サポート…メールでの問い合わせのみとなるため、電話のサポートを受け取りたい方には不向きです。
顧客管理…お客様情報の管理も「スタンダード」プランではできないためご注意ください。
※個店様の場合、基本的にはスタンダードプランで事足りるかなとは思いますが、念の為最初にご自身の使いたい機能が備わっているかどうかを確認しておくのがおすすめです!
②複数店舗の一括管理なら!「プレミアムプラン」
店舗・事業所が複数ある場合は、売上データを一括で管理する必要がありますよね。その場合はこの「プレミアムプラン」がおすすめです。1ヶ月5,500円(税込)で、複数店舗・事業所の管理を効率的に行うことができるようになりますし、自分が店舗にいない時にもリアルタイムで状況を把握することができます。
「プレミアムプラン」で使える機能の例
プレミアムプランでは、基本的なレジ機能に加えて以下のような機能を使うことができます。
- 商品点数10万点…商品を10万点まで登録することができます。
- 複数店舗管理…地域や業態など、お好みの方法で店舗のグルーピングし、管理することができます。店舗を超えた売上も、もちろんリアルタイムで確認できます。
- PL(損益)管理…予実の管理や、経費を考慮した上での損益などを確認することができます。戦略的に店舗運営を行なっていく方・企業様にとって便利な機能です。
- ユーザー権限設定…各機能へのアクセス権をユーザーごとに設定することができるほか、商品の管理権限などについても詳しく設定可能です。
- ログイン・操作ログ管理…ログイン履歴や操作ログが見られるので、管理者が増えるにあたって不安になるセキュリティ周りも安心です。
- 外部システム連携…会計ソフトやEC連携、モバイルオーダーやテイクアウトなどさまざまな外部システムとの連携が可能です。
「プレミアムプラン」で使えない機能の例
以下のような機能は、プレミアムプランでは使えないのでご注意ください。
- 顧客管理…会員情報の参照は、プレミアムプランではできません。
- ポイント管理…会員にポイントを付与したりポイントを利用した販売を行うことはできません。
- セルフレジ…セルフレジを使った会計はプレミアムプランでは使えません。
- 自動釣り銭機連動…自動釣り銭機との連動はプレミアムプランでは行えません。
より詳しくプレミアムプランのできること・できないことを知りたい場合には、ぜひ「スマレジ」公式サイトから資料を受け取ってみてください!
③一番人気!プレミアムの上位版「プレミアム プラス」
「プレミアム プラス」は、ズバリ「プレミアム」プランの上位互換というところ。「プレミアムプラン」ではできないこととして挙げた以下の機能が使えるようになっています。
「プレミアムプラン」で使える機能の例
- 顧客管理…レジの端末上で会員情報が確認可能。お客様の購買履歴やこれまでの合計購入金額が確認できるため、よりお客様に合った接客を行うことができます。
- ポイント管理…会員にポイントを付与したりポイントを利用した販売を行うことができます。ポイントの付与率などもお客様ごとやお客様のランクごとに調整可能です。
- セルフレジ…お客様自身で注文〜精算まで済ませられるセルフレジも導入可能です。(追加費用が発生します)
- 自動釣り銭機連動…お釣りの渡し間違い防止はもちろん、レジ締め時の集計も効率化。「ミスなく速く」を実現します。
個店様であっても、顧客管理やポイント管理をしっかり行なって、顧客育成・リピート来店に繋げたい!という場合にはプレミアムプランを導入するのがおすすめです。
④飲食店向けフル機能「フードビジネス」プラン
「フードビジネス」は、スマレジ・ウェイター1を使っている飲食店向けプランです。スマレジ・ウェイターとスマレジを一緒に使うことで、注文の入力から テーブルの管理、お会計、そして売上の分析まで、 全てを一括で行うことができます。
アプリ上から簡単にオーダーできたり、オーダーされた注文内容をキッチンへ伝えるための伝票も印刷できる、注文から売上管理までを一括管理したい飲食店向けのプランです。
費用は1店舗につき¥12,100(税込)で、もちろんプレミアムプランの機能も完備されています。注文や会計、売上分析にかかる人件費を考慮すると、比較的元を取りやすい価格帯なのが嬉しいですよね。
- スマホでオーダー管理ができるスマレジのサービスです ↩︎
⑤小売店向け「リテールビジネス」プラン
小売店向けプランとして「リテールビジネス」プランも用意されています。このプランでは小売やアパレルのための、より高度な在庫管理ができる機能が完備されています。
「リテールビジネス」プランで使える機能の例
- 在庫変動履歴・・・「いつ仕入れて」それが「いつ売れたか」そして「どの店舗で」「どれだけ保管されているか」などといった、商品にまつわる履歴が時系列で細かくチェックできます。
- 棚卸機能・・・バーコードリーダーなどを使った効率的な棚卸を行うことができます。棚卸がどれだけ進んだか?という進捗状況もリアルタイムで管理することができるので、管理者の管理コストを削減できます。
- 店舗間移動機能・・・店舗を跨いで在庫移動を行うことができます。他の店舗に対して出庫依頼をしたり、出庫登録をしたりできます。
- 発注・入荷・出荷機能・・・発注情報を登録することもでき、入荷担当者に「いつ」「どの商品が」入荷するのかを通知で知らせることができます。
リテールビジネスプランは1店舗あたり月額¥15,400(税込)と、他プランと比べると高価ではありますが、在庫管理や発注管理など、多くの時間が取られる業務を効率化できるため、稼働時間を時給で換算すると、決して費用対効果が合わないプランではないと思います。気になる方はぜひ詳しく調べてみることをお勧めします。
スマレジのプランは5種類あるが、比較的選びやすい
以上、スマレジより販売されているプラン5つをご紹介しました。プランが複数あるとどうしても悩んでしまいますが、店舗数や形態を考慮して選べば、比較的簡単にフィットするプランが見えてくるのではないでしょうか。
もし悩んだ際は、一旦資料を問い合わせて詳しく見てみる・話を聞いてみる、というのも選択の一つかと思うので、まずはぜひ行動してみてください!